生金・活金（読み）いきがね

精選版 日本国語大辞典

いき‐がね【生金・活金】

〘名〙 (「いきかね」とも)

① 現金。げんなま。

※浮世草子・本朝桜陰比事（1689）一「生金(イキカネ)百両只取事がと申せし事申上る」

② いかして使う金。それだけの価値があるように有効に使われる金。⇔死に金。

※談義本・つれづれ睟か川（1783）五「うれしがらしてつかふと、いやがられて遣(つか)ふとは、黒白のちがひなれど、生金(イキカネ)もめったにはつかへぬもの」

出典　精選版 日本国語大辞典