田中 案山子(読み)タナカ アンザンシ

20世紀日本人名事典 「田中 案山子」の解説

田中 案山子
タナカ アンザンシ

昭和期の日本画家



生年
明治39(1906)年5月5日

没年
昭和45(1970)年5月14日

出生地
東京府西多摩郡青梅町(現・東京都青梅市)

本名
田中 格男

経歴
大正11年頃田中以知庵に師事。昭和4年院展に初入選、10年までに5回院展に入選、7年日本美術院院友となる。11年第1回改組帝展に出品。12年日本美術院を脱退し、新興美術院結成、創立同人となる。12〜13年応召したのち、16年大東南宗院が設立されると第1回展で委員、第2回展より審査員を務めた。18年新興美術院を脱退、大東南宗院、海洋美術展などに出品するが、25年旧同人を中心に新興美術院を再興、30年常任理事となる。30年日本橋三越で初の個展を開催、以後14回の個展を主な作品発表の場とした。代表作に「奥入瀬」「立場茶屋」「伊豆下田街道」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android