デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田中玄蕃(10代)」の解説 田中玄蕃(10代) たなか-げんば 1778-1849 江戸時代後期の醤油(しょうゆ)醸造家。安永7年生まれ。9代玄蕃の長男。下総(しもうさ)飯沼村(千葉県銚子市)で家業をつぐ。上野(こうずけ)(群馬県)高崎藩の御用達をつとめ,苗字帯刀はもとより,右筆(ゆうひつ)次席格の特別待遇をあたえられた。百路と号して江戸の文人ともまじわり,「玄蕃日記」をのこした。嘉永(かえい)2年4月4日死去。72歳。名は貞矩(さだのり)。字(あざな)は敬夫。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例