20世紀日本人名事典 「田口 利八」の解説
田口 利八
タグチ リハチ
- 生年
- 明治40(1907)年2月25日
- 没年
- 昭和57(1982)年7月28日
- 出生地
- 長野県木曽郡南木曽町
- 学歴〔年〕
- 大桑尋常小高等科〔大正11年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 陸運功労賞〔昭和35年〕,藍綬褒章〔昭和40年〕,勲二等旭日重光章〔昭和52年〕
- 経歴
- 軍隊除隊後の昭和5年岐阜県下でトラック1台で運輸業を創業。戦後21年に大垣市で西濃運輸前身の水都産業を設立、以来運輸業一筋に歩み、西濃運輸(30年に改称)を1代で車両6300台余の日本一の陸運企業に築き上げた“トラック王”。45年には青森―九州間の本土縦貫自動車路線を1社単独で完成する。56年全日本トラック協会会長就任を機に社長のいすを長男の利夫に譲ったが、同社会長のほか155の要職を兼務、中部経済界の重鎮としても幅広く活躍した。また42年私財で田口福寿会を設立。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報