由良 哲次(読み)ユラ テツジ

20世紀日本人名事典 「由良 哲次」の解説

由良 哲次
ユラ テツジ

昭和期の歴史哲学者 東京高等師範学校教授。



生年
明治30(1897)年2月7日

没年
昭和54(1979)年3月28日

出生地
奈良県添上郡柳生村(現・奈良市)

学歴〔年〕
京都帝大文学部哲学科〔昭和2年〕卒

学位〔年〕
Ph.D.(ハンブルク大学)〔昭和6年〕

経歴
昭和3年ドイツに留学し、ベルリン大を経て、ハンブルク大で学ぶ。6年帰国し、東京高師教授、9年東京文理科大講師を兼任。20年退官し、以後日本大学、明治大学、中京大学、東北学院大学の各大学教授を務めた。一方、日本浮世絵協会理事を務め、浮世絵を中心とした“由良コレクション”を収集した。著書に「歴史哲学研究」「歴史の解釈と認識」「解釈学」「南北朝編年史」「浮世絵研究」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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