甲賀三郎(2)(読み)こうが さぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「甲賀三郎(2)」の解説

甲賀三郎(2) こうが-さぶろう

諏訪(すわ)明神の縁起譚に登場する人物。
近江(おうみ)(滋賀県)甲賀郡地頭末子伊吹山天狗にさらわれた妻の春日姫と遍歴の末に再会し,のち妻とともに諏訪の上下社にまつられる。「神道集」の「諏訪縁起の事」では三郎の名を諏方(よりかた)(頼方)とするが,甲賀郡水口の大岡寺(だいこうじ)観音霊験譚などでは兼家の名で伝承されている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android