デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「甲賀三郎(2)」の解説 甲賀三郎(2) こうが-さぶろう 諏訪(すわ)明神の縁起譚に登場する人物。近江(おうみ)(滋賀県)甲賀郡の地頭の末子。伊吹山で天狗にさらわれた妻の春日姫と遍歴の末に再会し,のち妻とともに諏訪の上下社にまつられる。「神道集」の「諏訪縁起の事」では三郎の名を諏方(よりかた)(頼方)とするが,甲賀郡水口の大岡寺(だいこうじ)観音霊験譚などでは兼家の名で伝承されている。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例