申く・白く(読み)もうさく

精選版 日本国語大辞典 「申く・白く」の意味・読み・例文・類語

もうさ‐く まうさ‥【申く・白く】

[1] (動詞「もうす(申)」のク語法) 申し上げること。また、申し上げることには。
万葉(8C後)一六・三八四〇「寺々の女餓鬼(めがき)申久(まをさク)大神(おほみわ)男餓鬼たばりて其の子うまはむ」
[2] 〘名〙 申すことば。口上
読本南総里見八犬伝(1814‐42)六「これ程の俳優に、開場の白(マウサク)なくば、素本源氏を読むに似たり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android