申通(読み)もうしつうず

精選版 日本国語大辞典 「申通」の意味・読み・例文・類語

もうし‐つう・ず まうし‥【申通】

〘他サ変〙
① 互いに通じ合う。親しく往来して交際する。親しくつきあう。
史記抄(1477)四「曹と此間初めて申し通して衛と婚姻なり」
② 「申し伝える」「言い伝える」を重々しく言う。
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花一六「御書面の趣篤斗(とくと)中川へ申し通じた」
③ 密通する。
※看聞御記‐永享九年(1437)一一月六日「又公方召仕遁世物も密通切首。小弁被懸護云々。其外猶申通輩共悉被罪科或切腹云々」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android