日本大百科全書(ニッポニカ) 「町(単位)」の意味・わかりやすい解説 町(単位)ちょう (1)日本固有の尺貫法による土地面積の単位。10反(段)、3000歩(ぶ)(坪)をいう。約99.174アールで、ほぼ1ヘクタールにあたる。中国にはない単位で、『日本書紀』に推古(すいこ)天皇14年(606)の記録として「播磨(はりま)国の水田百町を皇太子に施(おく)りたまふ」とある。古くは3600歩であったが、太閤検地(たいこうけんち)(1591)で変えられた。(2)尺貫法による長さの単位である尺の補助計量単位。360尺、60間をいう。約109.09メートルにあたる。また36町で一里としている。[小泉袈裟勝][参照項目] | 度量衡 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例