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画仙紙(画箋紙) がせんし

世界大百科事典 第2版の解説

がせんし【画仙紙(画箋紙)】

中国の書道用紙を日本で模倣して,製紙したもの。本来,江戸時代中国から輸入された紙(唐紙と総称した)の中に,画牋紙(雅仙紙・画箋紙など)の名の紙があった。これは中国の有名な紙で書画に用いる宣紙にちなむ名といわれる。宣紙は唐代の初めからすかれ,青檀(せいたん)を原料とした。なお,対照的な紙として竹材を原料とした毛辺紙がある。これは画仙紙に比べにじみが少なく,紙肌が滑らかで,細字用に用いられる。江戸時代に文人の間に,中国の書道用紙を好む趣味が広がったので,そのころから日本でも中国の書道用紙を再現する試みは行われたが,大きく発展することなしに終わっていた。

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世界大百科事典内の画仙紙(画箋紙)の言及

【唐紙】より

… 中世には唐紙を〈からかみ〉とよぶほかに,〈とうし〉ともよぶようになった。この場合は,中国で竹を原料としてすいた画仙紙用の毛辺紙を指すものと思われる。〈とうし〉を日本ですく試みは,江戸時代以後行われてきたがあまり盛んにならなかった。…

※「画仙紙(画箋紙)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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