畜類かん鶯(読み)ちくるいかんうぐいす

精選版 日本国語大辞典 「畜類かん鶯」の意味・読み・例文・類語

ちくるい【畜類】=かん鶯(うぐいす)[=かん玉子(たまご)・かん鳶(とび)

自分の心を迷わす女性をいう。
歌舞伎傾城金秤目(1792)三番目「うんといってくれりゃア、一生奥様かぶですごすよ。どうだちくるいかんうぐひすめ」
男女情交がごくこまやかなこと。また、それを、やきもち半分にけなしていうのに用いる。
※洒落本・寸南破良意(1775)髪結「何んだ、とんだちくるいかんとびめ。跡から長羽織といふ文だは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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