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異域・異国 いいきいこく

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世界大百科事典 第2版の解説

いいきいこく【異域・異国】

日本の近世国家が取り結んでいる国際関係を広くとらえた言葉。異国は,その中枢に国王と国家機構を持つ国家同士が他を言う場合に用いる。異国の関係は,東アジアでは国王(国家)が上下の華夷関係に置かれるが,相互に内政には干渉しないことを前提とする。その国家が等しい強さでみずからの権力を及ぼす政治的空間を〈本朝〉とすれば,異域は〈本朝〉の周縁を構成する地域空間である。この周縁地域は,〈本朝〉側の政治意識では,〈御仕置(統治)〉の力が及ぶ範囲と観念され,この意味で広義の〈天下〉の内に含まれる。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の異域・異国の言及

【和人地】より

…和人地以北の地を〈蝦夷地〉(千島・樺太島の一部を含む)と称し,アイヌ民族の居住地とした。こうした地域区分体制は,直接的には松前氏のアイヌ交易独占を実現する方策として成立したものであったが,同時に,幕府(長崎)―オランダ・中国,島津氏(薩摩藩)―琉球,宗氏(対馬藩)―朝鮮,松前氏(松前藩)―蝦夷地(アイヌ民族)という鎖国体制下の〈四つの口〉を介した異域・異国との外交・通交関係を軸とした日本型華夷秩序の一環として位置づけられていたところに大きな特徴がある。したがって近世にあっては,和人地までが幕藩制国家の領域,蝦夷地は異域・化外の地という性格を与えられていたことになるが,松前氏には石高がなかったことから,和人地内の村には村高がなかった。…

※「異域・異国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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