疎水性ゾル

栄養・生化学辞典 「疎水性ゾル」の解説

疎水性ゾル

 水を分散媒とするコロイドうちコロイド粒子表面疎水基で覆われているもの.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の疎水性ゾルの言及

【ゾル】より

…水を分散媒とするものをヒドロゾルhydrosol,ベンゼンや植物油など有機溶媒を分散媒とするものをオルガノゾルorganosolという。ヒドロゾルのうち,金や酸化鉄のゾルのように,比較的不安定で微量の電解質の添加により容易に凝結するものを疎水性ゾルhydrophobic solといい,ゼラチン水溶液のように,非常に安定で大量の電解質の添加によって初めて塩析されるものを親水性ゾルhydrophilic solという。疎水性ゾルは分散粒子の表面荷電間の静電反発力により安定化されているのに対し,親水性ゾルは水と強い親和性をもち,分散粒子表面に水和層が発達し安定化される。…

※「疎水性ゾル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android