痴がましい・烏滸がましい(読み)おこがましい

精選版 日本国語大辞典 の解説

おこ‐がまし・い をこ‥【痴がましい・烏滸がましい】

〘形口〙 をこがまし 〘形シク〙 (「がましい」は接尾語)
① ばかばかしくて、笑いを誘うようなさま。ばかげている。みっともない。いい物笑いになりそうだ。
落窪(10C後)一「形うちふくれて、いとをこがましと、少将つくづくとかいばみ臥したり」
② さしでがましい。なまいきである。思い上がっている。しゃくにさわる。
浄瑠璃神霊矢口渡(1770)一「扨は此義興をなき者にせん為に、佞人(ねいじん)共の計ひよな。ハアおこがましや片腹いたや」
おこがまし‐げ
〘形動〙
おこがまし‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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