白川(町)(読み)しらかわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「白川(町)」の意味・わかりやすい解説

白川(町)
しらかわ

岐阜県中南部、加茂郡(かもぐん)にある町。1953年(昭和28)町制施行。1954年坂ノ東村を編入、1956年蘇原(そはら)、佐見、黒川の3村と合併。国道41号、256号とJR高山本線が通じる。町の中心の河岐(かわまた)地区は、飛騨川(ひだがわ)とその支流白川の合流点付近で、高山本線白川口駅から飛騨川の橋を渡った所。駅の対岸に閑静な白川温泉(硫黄泉)があり、これから下流飛騨木曽川国定公園(ひだきそがわこくていこうえん)の景勝地。林業が盛んで、東濃ヒノキの産で知られ、林業センターなどもある。工業は木材、木製品関係がおもなもの。町民会館のパイプ・オルガンと特産の白川茶は有名。大山の大スギは国の天然記念物。面積237.90平方キロメートル、人口7412(2020)。

[上島正徳]

『『白川町誌』(1968・白川町)』


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