日本大百科全書(ニッポニカ) 「白沢(群馬県)」の意味・わかりやすい解説
白沢(群馬県)
しらさわ
群馬県北部、利根郡(とねぐん)にあった旧村名(白沢村(むら))。現在は沼田市の中央部を占める地域。旧白沢村は2005年(平成17)沼田市に編入。沼田盆地の東縁で片品(かたしな)川の北に位置する。台地と山地からなり、米、野菜栽培を中心にコンニャク、リンゴなどを生産するが、県下の寡雨地帯にあたり、雨乞山(あまごいやま)(1068メートル)が示すように干害に悩んだ。しかし、県営で水源を片品川に求め、1964年(昭和39)畑地灌漑(かんがい)施設を完工してこれを克服した。国道120号が通じ、尾瀬(おぜ)への通路で、旧村の中心集落は高平(たかひら)。
[村木定雄]
『『白沢村誌』(1964・白沢村)』
[参照項目] |