白藻(読み)シラモ

デジタル大辞泉 「白藻」の意味・読み・例文・類語

しら‐も【白藻】

オゴノリ科の紅藻。低潮線以下の岩上に生え、円柱状で長さ15~30センチ、二また状に分かれ、枝には小さな枝がよく出る。寒天原料とする。そうな。 春》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「白藻」の意味・読み・例文・類語

しら‐も【白藻】

〘名〙 紅藻類オゴノリ科の海藻。本州以西の太平洋、日本海沿岸の外海に近い漸深帯の静かな岩上に生える。高さ一五~三〇センチメートル。葉状体は太さ三ミリメートルぐらいになり、淡紅色の軟骨質で折れやすく、円柱状をしており不規則に羽状に分岐する。分枝した枝の基部はくびれることがない。胞子嚢は枝の皮層中に生じる。寒天の原料とする。そうな。なごや。《季・春》 〔撮壌集(1454)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「白藻」の解説

白藻 (シラモ)

学名Gracilaria bursa‐pastoris
植物。オゴノリ科の紅藻

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android