白返(読み)しらけかえる

精選版 日本国語大辞典 「白返」の意味・読み・例文・類語

しらけ‐かえ・る ‥かへる【白返】

〘自ラ五(四)〙
① すっかり白くなる。
※続百鬼園随筆(1934)〈内田百〉雀の塒「曇った空の宵闇にも、焼板張りの腰板の上から簷の下まで大きく広がって居る白壁は、闇を区切って白け返って居る」
② 気まずい感じになる。すっかり興がさめる。
婦女の鑑(1889)〈木村曙〉二七「絶えて久しき対面に何から云はん聴かなんと胸まづ頓(とみ)に打さわぎしらけ返りて居たりしが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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