日本大百科全書(ニッポニカ) 「白金(東京都)」の意味・わかりやすい解説 白金(東京都)しろかね 東京都港区南西部の地区。白金1~6丁目、白金台1~5丁目をいう。応永(おうえい)(1394~1428)のころ白金長者とよばれた柳下上総之介(やぎしたかずさのすけ)の一族がこの地に住んだのが地名の由来という。山手(やまのて)台地上にあり白金台とよばれ、長者の館(やかた)跡と伝える土塁がいまも残る。その館跡は、江戸時代に高松藩主松平氏の下屋敷となり、1917年(大正6)皇室の御料地、1949年(昭和24)国立自然教育園(面積約20万平方メートル)として開放された。東京大学医科学研究所、明治学院大学などがある。[沢田 清] 明治学院大学 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例