百日草(読み)ひゃくにちそう

精選版 日本国語大辞典 「百日草」の意味・読み・例文・類語

ひゃくにち‐そう ‥サウ【百日草】

〘名〙 キク科一年草メキシコ原産で、観賞用に栽培される。高さ五〇~九〇センチメートル。全体粗毛が生える。葉は卵状楕円形で基部は茎をいだく。夏から秋にかけ、茎の先に大形の頭状花が咲く。舌状花は紫・淡紫・白・赤・淡紅色など品種が多く、八重咲きもある。花の寿命の長いところからこの名がある。《季・夏》 〔生物学語彙(1884)〕

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デジタル大辞泉 「百日草」の意味・読み・例文・類語

ひゃくにち‐そう〔‐サウ〕【百日草】

キク科の一年草。高さ約90センチ。葉は長卵形で、茎を抱くように対生する。夏から秋にかけて、大きな花を開く。花は寿命が長く、一重であるが、八重の園芸種もあり、色も紅・紫・白など豊富。メキシコの原産で、江戸末期に渡来し、観賞用。ジニア 夏》「病みて日々―の盛りかな/古郷」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「百日草」の解説

百日草 (ヒャクニチソウ)

学名Zinnia elegans
植物。キク科の一年草

百日草 (ヒャクニチソウ)

植物。サトイモ科の多年草,園芸植物,薬用植物ウラシマソウ別称

百日草 (ヒャクニチソウ)

植物。サクラソウ科の多年草,園芸植物,薬用植物。クリンソウの別称

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