百舌鳥-古市古墳群(読み)もずふるいちこふんぐん

世界遺産詳解の解説

もずふるいちこふんぐん【百舌鳥-古市古墳群】

2010年に日本の世界遺産暫定リストに記載された古墳群。大阪平野の南部にある堺市・藤井寺市・羽曳野(はびきの)市一帯に広がる百舌鳥・古市古墳群には4世紀後半から6世紀前半に築造された古墳91基がある。特に、百舌鳥古墳群にある仁徳陵古墳は日本最大の古墳で、エジプトのピラミッド、中国の秦始皇陵とともに世界三大墳墓の一つに数えられている。世界遺産への登録をめざす資産には、百舌鳥古墳群(仁徳陵古墳、反正陵古墳、履中陵古墳など)の43基、古市古墳群(応神陵古墳、仲姫陵古墳、仲哀陵古墳など)の44基。古墳の大半は宮内庁によって管理されている皇室財産であり、立ち入りが禁止されてきたために、その保存状態はよいが、発掘調査が進まず、その歴史的価値の証明が十分でない。また、古墳群は大阪の市街地に取り囲まれ、世界遺産に求められる充分な緩衝地帯がない点も指摘されている。

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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