益荒男・丈夫・大夫(読み)ますらお

精選版 日本国語大辞典 「益荒男・丈夫・大夫」の意味・読み・例文・類語

ますら‐お ‥を【益荒男・丈夫・大夫】

〘名〙
① 立派な男子。強く勇ましい男子。上代には多く官吏を称した。ますらおとこ。ますらおのこ。
仏足石歌(753頃)「麻須良乎(マスラヲ)の 踏み置ける足跡(あと)は 石の上に 今も残れり 見つつ偲へと 長く偲へと」
※読本・雨月物語(1776)貧福論「岡左内といふ武士あり。祿おもく、誉たかく、丈夫(マスラヲ)の名を関の東に震ふ」
狩人猟師。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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