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相乗効果を狙うモール そうじょうこうかをねらうもーる

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知恵蔵の解説

相乗効果を狙うモール

同じ業種の企業が同一の場所に集まることで、相乗効果を生むことで集客力を高めるモールビジネスが脚光を浴びている。2007年4月に成田空港の第2ターミナルオープンした免税ブランドモール「ナリタ5番街」もその1つ。同モールは洋風のイメージで統一されたスペース4810平方メートル内に、国内空港の免税店としては初の出店となる「グッチ」「バーバリーズ」などブランドブティック8店舗のほか、インターネットカフェやキッズルームなど16店舗が新規に開業し、既存の32店舗とともに回遊式のモールを形成している。一方、成田空港の第1ターミナルには、和のイメージで統一された免税店モール「成田ナカミセ」があり、洋と和のコントラストで顧客の目を楽しませる。 また、地域の各種開業医がモールを形成することで、集客力を高めているのが、「医療モール」である。診療・介護報酬の引き下げ、医療費抑制などの医療制度改革が進められる中にあって、医療機関も淘汰の時代を迎えている。既に歯科については都市部を中心に飽和状態にあるといわれ、十分な商圏を確保できず開業できないケースも増えている。 また、急速な高齢化の進展を背景に、高齢者医療ニーズが一層高まっており、医療の在り方も、治療と介護を融合したトータルサポート体制が求められている。多様な医院が共同して開院することで、こうした多様化する医療・介護ニーズをくみ取る医療の集積地を提供する試みが「医療モール」といっていい。 既に、不動産の取得から設計、開業までを医師が共同して企画するメディカルコミュニティーが誕生している。

(森岡英樹 金融ジャーナリスト パラゲイト・コンサルタンツシニア・リサーチ・アソシエイツ / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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