相合・相相(読み)あいあい

精選版 日本国語大辞典 「相合・相相」の意味・読み・例文・類語

あい‐あい あひあひ【相合・相相】

〘名〙 (形動) (「あいやい」とも)
① ものごとを一緒にすること。二人または、それ以上で一つのものを所有すること。また、そのようなさま。一緒。共有。「相合傘(がさ)」「相合駕籠(かご)」のように他の語と複合しても用いる。
※禅鳳雑談(1513頃)中「おさないの能、にあいたる能を、あひあひとし候てよく候」
浮世草子・昼夜用心記(1707)二「相合(アヒヤヒ)のかり座敷にて」
② 転じて、互いに勝ち負けのないこと。あいこ
※飢渇(1915)〈長田秀雄〉二幕「これで相相ぢゃ。あなたは然しなかなか強いな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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