相次・相継(読み)あいつぐ

精選版 日本国語大辞典 「相次・相継」の意味・読み・例文・類語

あい‐つ・ぐ あひ‥【相次・相継】

(「あい」は接頭語。「つぐ」の改まった言い方)
[1] 〘自ガ五(四)〙 次から次へと続く。続いて起きる。順を追う。あいつづく。
※観智院本三宝絵(984)中「其寺いまにあひつきてさかゆる事」
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一「卒伍より将領(たいしゃう)に登進すること、今日に至るまで相踵(アヒツゲ)り」
[2] 〘他ガ五(四)〙 受け継ぐ。伝えていく。
源氏(1001‐14頃)松風「中務(なかつかさ)の宮と聞えけるが領じ給ける所〈略〉、はかばかしうあひつぐ人もなくて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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