相論/争論(読み)そうろん

百科事典マイペディア 「相論/争論」の意味・わかりやすい解説

相論/争論【そうろん】

紛争すること。特に土地領有権・利用権・山野河海入会権・水利権漁業権などをめぐり当事者が各々の権利を主張し,上級権門(朝廷本所幕府・藩など)に訴訟して争うことをいう。古代〜近世を通じ混用されるが,中世には相論用例が多い。裁決が下るまでその土地・場所論所と呼ばれた。
→関連項目茜部荘安食荘網曳御厨荒川荘相賀荘【かせ】田荘久世荘久多荘神野真国荘雀部荘多烏浦薪荘田仲荘出作・入作名手荘拝師荘(拝志荘)三村荘村切横関和佐荘

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