相馬 信夫(読み)ソウマ ノブオ

20世紀日本人名事典 「相馬 信夫」の解説

相馬 信夫
ソウマ ノブオ

昭和・平成期のカトリック司教 元・日本カトリック名古屋教区長。



生年
大正5(1916)年6月21日

没年
平成9(1997)年10月6日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝国大学理学部天文学科〔昭和16年〕卒,東京カトリック大学神学院〔昭和35年〕卒

主な受賞名〔年〕
朝日社会福祉賞(平3年度)

経歴
昭和35年司祭叙階。44年名古屋司教に任命され、平成5年まで名古屋司教区長をつとめる。日本カトリック正義と平和協議会会長、人権福祉委員会委員長、名古屋いのちの電話理事長。東ティモールの民族自決支援運動にとりくみ、6年6月東ティモールの住民の自由を支援する“アジア太平洋連合(APCET)”結成にあたり、議長就任湾岸戦争の際には自衛隊機の派遣に反対し、湾岸避難民救援実行委員会委員長として民間機をチャーターし約3000人を母国へ移送した。共著に「日本にとって『解放の神学』とは」「平和への歩み」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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