県外被災者

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

県外被災者

兵庫県によれば、95年の住民基本台帳の人口移動で、県外親類や自力でマンションを見つけるなどして転居した「県外被災者」を約5万人、約1万9千世帯と推計したが、住民票を兵庫に残したままの人もおり、正確な数字は把握できなかった。96年、県が復興住宅の入居募集などの情報誌を送った県外世帯は約1万。昨年11月時点では、154世帯にまで減った。転居先で落ち着いたり、県内に戻ったりしたためだ。連絡がつかなくなった人もいる。罹災(りさい)証明があれば給付金貸付金などは県内にいる被災者とほぼ等しく受けられたが、「県内」を条件とした医療相談やボランティア支援など、計100以上のサービス事業の大半が受けられなかった。仮設住宅の募集時期などを知らず、「情報不足」による生活再建の遅れも指摘された。

(2008-01-15 朝日新聞 夕刊 1社会)

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