普及版 字通 「瞳(漢字)」の読み・字形・画数・意味
瞳
常用漢字 17画
(旧字)
17画
[字訓] ひとみ
[字形] 形声
声符は(童)(どう)。〔玉〕に「目の珠子なり」とあり、眸子をいう。〔淮南子、脩務訓〕に「に二子あり、是れを重(重瞳子)と謂ふ」とあり、また項羽も重瞳子であったという。
[訓義]
1. ひとみ、まなこ。
2. 瞳焉は、無知のさま。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 マナコ・マナブタ 〔立〕 ヒトミ・マナブタ・マナコ
[語系]
・dongは同声。はげ山を童山、角のない牛を童牛、すべてなめらかで何もない状態をという。瞳は愚昧無智。longは〔説文〕十二上に「聞ゆること無きなり」とあり、これに対して目にはという。
[熟語]
瞳焉▶・瞳孔▶・瞳子▶・瞳神▶・瞳人▶・瞳仁▶・瞳睛▶・瞳▶
[下接語]
下瞳・昏瞳・青瞳・双瞳・重瞳・方瞳・明瞳・目瞳・両瞳
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報