知空(1)(読み)ちくう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「知空(1)」の解説

知空(1) ちくう

1617-1680 江戸時代前期の僧。
元和(げんな)3年生まれ。浄土宗。京都の人。近江(おうみ)(滋賀県)西教寺の良澄,大和(奈良県)法隆寺の了性,同寺観音院の高栄にまなぶ。京都の北に庵をむすび持戒念仏にはげみ,晩年は壬生(みぶ)寺のそばに安養庵をひらいた。延宝8年5月18日死去。64歳。俗姓仲村。字(あざな)は唯称。号は覚雲。著作に「念死念仏集」「諫母草」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android