石坂 真砂(読み)イシザカ マサゴ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「石坂 真砂」の解説

石坂 真砂
イシザカ マサゴ


職業
シャンソン歌手

出身地
沖縄県 本部町

学歴
舞台芸術学院卒

経歴
戦後、本土で俳優になるが、30年代半ばエディット・ピアフに魅せられてシャンソン歌手に転向。昭和47年沖縄に帰り、那覇市内にライブ・ハウス“シャンソニエ銀巴里マ・ヤン”を開く。沖縄シャンソン界の草分けで、沖縄戦や琉球の自然をシャンソンに託して歌いつづけ、反戦シャンソン歌手として知られた。19年8月沖縄県国頭郡本部町国民学校6年生の時、軍からの学童の本土疎開命令により疎開船の“対馬丸”に乗る予定だったが虫垂炎発熱乗船を遅らせた。同船は翌日魚雷が命中して沈没。亡くなった友人や恩師をとむらうため「ああ対馬丸」を作詞、59年レコード化した。他に「白い旗の少女」などがある。また、54年から毎年肢体不自由児のためチャリティコンサートも開いた。

没年月日
平成15年 5月29日 (2003年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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