精選版 日本国語大辞典 「石畳・甃」の意味・読み・例文・類語
いし‐だたみ【石畳・甃】
〘名〙
※多聞院日記‐天正一三年(1585)九月二〇日「過夜夢に白蛇・赤蛇・いしたたみの様に文ある蛇三疋見了」
② 「いしだん(石段)」の古称。
※続古今(1265)神祇・七三六「三熊野の神くら山の石だたみのぼりはてても猶祈るかな〈藤原実氏〉」
④ ③の模様を織り出したござ。うきよござ。
※雑俳・柳多留‐七七(1823)「堅くない座敷備後の石畳」
⑤ 紋所の一つ。③の模様をかたどった紋。その数により三石畳、四石畳、八石畳、九石畳があり、配列の方法により、三寄石畳、四組石畳、石畳車などの種類がある。
⑦ =いしだたみがい(石畳貝)
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