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石綿セメント管

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

石綿セメント管

水道普及期(昭和30年代後半から40年代前半)に、比較的安価だったため、全国的に普及した。なかでも、早い段階から普及に力を入れたとされる地域で、現在の残存率も高いとみられる(厚労省)。05年度残存率の上位は群馬のほか、埼玉県(2位)、千葉県(3位)、栃木県(4位)といずれも関東地方に集中している。昭和後期には強度のぜいじゃく性が指摘され、85年には、製造が停止された。一方で老朽化に伴う漏水、管の破損が問題となり、厚労省は95年、耐震性のあるものに交換する必要があるとの報告書をまとめた。近年、主に鉄と黒鉛の合金「ダクタイル鋳鉄」が普及している。WHO(世界保健機関)は、石綿管を通過した水道水について、「健康影響は証明できない」と結論づけているが、秋田県では、水道工事に従事した男性が石綿の粉じんを吸い死亡した可能性があるとして、遺族が公務災害認定請求を行っている。

(2007-11-08 朝日新聞 朝刊 群馬全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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