破子・破籠・樏(読み)わりご

精選版 日本国語大辞典 「破子・破籠・樏」の意味・読み・例文・類語

わり‐ご【破子・破籠・樏】

〘名〙
① 檜(ひのき)白木折箱のように作り、内部に仕切りを設け、かぶせ蓋(ぶた)にした容器弁当箱として用いる。〔十巻本和名抄(934頃)〕
※とはずがたり(14C前)三「彩絵描きたるわりこ十合に、供御・御肴を入れて」
② ①に入れた携帯用食物。また、その食事弁当
※宇津保(970‐999頃)吹上上「御供の人、道のほどのわりごなどせさす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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