日本大百科全書(ニッポニカ) 「硫化ジエチル」の意味・わかりやすい解説 硫化ジエチルりゅうかじえちるdiethyl sulfide スルフィドの一つ。硫化エチルともいう。無色でエーテルに似たにおいのする液体。不純なものは不快臭がある。硫酸エチルナトリウムと硫化カリウムを加熱蒸留して得られる。水にはほとんど溶けないが、エタノール(エチルアルコール)やエーテルにはよく溶ける。硝酸で酸化すれば、ジエチルスルホキシド、さらにジエチルスルホンとなる。無水の無機塩の溶媒として用いられる。[務台 潔][補完資料] | 硫化ジエチル(データノート) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例