祝・呪(読み)ほさく

精選版 日本国語大辞典 「祝・呪」の意味・読み・例文・類語

ほさ・く【祝・呪】

〘他カ四〙
① (祝) 神に祝いごとを述べる。ことほぐ。かんほさく。
書紀(720)神代上「時に中臣の遠祖天児屋命、則ち以て神祝き祝きき。〈略〉〈神祝祝之、此をば加武保佐枳保佐枳枳(カムホサキホサキキ)と云ふ〉」
② (呪) 祈って人が不幸になるように願う。のろう。かしる。
※書紀(720)欽明二三年六月(北野本訓)「将に火の中に投れむとして〈火に投れて刑と為す、蓋(けた)し古の制(のり)なり〉呪(ホサキ)て曰く」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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