神戸製鋼所[株](読み)こうべせいこうじょ

百科事典マイペディア 「神戸製鋼所[株]」の意味・わかりやすい解説

神戸製鋼所[株]【こうべせいこうじょ】

国内4位の鉄鋼メーカー。統一営業標識としてKOBELCOを使用している。1905年鈴木商店神戸製鋼所として創業。1911年鈴木商店から独立。第2次大戦後神戸灘浜に製鉄所を建設して銑鋼一貫化を行った。鉄鋼を中心に機械,アルミ圧延,軽合金伸銅などを生産。チタン加工,産業用ロボット,半導体にも参入。製鉄プラント輸出も行う。本社神戸,工場加古川,高砂,神戸ほか。1995年の阪神・淡路大震災では工場などが大規模な被害を受けた。業界大手の日本鋼管川崎製鉄が2002年経営統合したのに対抗する形で新日本製鐵,住友金属工業と資本・業務提携した。2009年3月期は,2008年の世界経済危機による鉄鋼需要急減で減収減益で赤字に転落したが,2010年3月期は黒字。2011年資本金2333億円,売上1兆8585億円。

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