20世紀日本人名事典 「神 彰」の解説
神 彰
ジン アキラ
昭和期の国際プロモーター 元・アート・ライフ社長。
- 生年
- 大正11(1922)年6月28日
- 没年
- 平成10(1998)年5月28日
- 出生地
- 北海道函館市
- 学歴〔年〕
- 函館商〔昭和16年〕卒
- 経歴
- 卒業後満州で満鉄の外郭団体に入るが応召。昭和22年引き揚げ後、23年函館新聞記者。25年画家を目指して上京。27年文化交流団体アート・フレンド・アソシエーションを設立。3千万円を集めて、31年旧ソ連のドン・コザック合唱団を招いたのを皮切りに、32年ボリショイバレエ団、33年レニングラードフィル、ピカソ展、シャガール展、35年ボストン交響楽団、レニングラードバレエ団などを相次いで日本に招き、国際プロモーターとして一世を風靡した。大西部サーカスの失敗で39年破産し、廃業。同年アート・ライフを設立、社長に就任。48年新宿に居酒屋・北の家族を開店し次々とチェーン店を展開、居酒屋ブームの先陣を切る。平成9年アート・ライフ社長を退任。昭和37年有吉佐和子と結婚、39年に離婚。著書に「怪物魂 死んで生きろ!」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報