福井県福井市(読み)ふくい〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔福井県〕福井〈市〉(ふくい〈し〉)


福井県北部の市。
九頭竜(くずりゅう)川下流域、福井平野中部に位置する。同県の県庁所在地で、県の行政・経済・文化の中心。2000年(平成12)11月より特例市。2006年2月、足羽(あすわ)郡の美山町と丹生(にゅう)郡の越廼村、同清水町を編入して現在の姿となる。この合併により、足羽郡は消滅。北陸自動車道と、JRの北陸本線・越美北(えつみほく)線、福井鉄道福武線などが通じる。
1575年(天正3)柴田勝家(しばたかついえ)が築城し、のち結城秀康(ゆうきひでやす)が城下町を拡張。明治維新まで福井藩の城下町として発展。当初は北庄(きたのしょう)とよばれたが、江戸時代初期に福居(ふくい)、のち福井に改称。第二次大戦と1948年(昭和23)の福井地震で壊滅的打撃を受けたが、復興し近代都市となった。明治期の羽二重(はぶたえ)から人絹・合繊織物に転換し、全国の機業中心地として発展。繊維のほか機械・電機工業が盛ん。農業では稲作のほか、赤カブ・シメジ・スイセンなどの花卉(かき)栽培が盛ん。旧・美山町地区は良質のスギ材の産地。漁業では越前がに、アマエビを水揚げする。伝統の越前和紙、菅笠、越前焼などを特産。福井港を中心に工業団地テクノポート福井が広がる。南東部の一乗谷(いちじょうだに)は、1世紀にわたり戦国大名朝倉氏の根拠地であった。一乗谷朝倉氏遺跡は国の特別史跡、庭園は特別名勝に指定されている。南部の足羽山(あすわやま)公園には福井市自然博物館・郷土歴史博物館などの施設がある。足羽川堤防はサクラの名所。日本海沿岸は越前加賀海岸国定公園に属する景勝地。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

リベルランド自由共和国

ヨーロッパ南東部のセルビアとクロアチアの国境に位置する、国土7平方キロメートルのミクロ国家。個人と経済の自由を信条として、チェコの経済学者ビト・イェドリチカを中心に2015年より建国が進められてきた。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

福井県福井市の関連情報