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福富草子(福富草紙) ふくとみぞうし

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世界大百科事典 第2版の解説

ふくとみぞうし【福富草子(福富草紙)】

室町時代,15世紀の絵巻。貧乏のあまり妻の勧めで神に願をかけ,放屁の奇芸を会得して人々を喜ばせ,長者になった秀武という老人の話と,それを羨んだ隣家の福富という男が,秀武に芸の伝授を頼んだが,たばかられて貴紳の前で放屁に失敗,さんざんに叩きのめされるという話を上下2巻に描く。絵は各場面連続して描かれ,詞書がなく,絵の中の人物の傍らに台詞が書き込まれている。滑稽卑俗な内容を持つ御伽草子の中でも,特に話の展開やリアリスティックな人物表現などに優れた代表的作例である。

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