福岡県久留米市(読み)くるめ〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔福岡県〕久留米〈市〉(くるめ〈し〉)


福岡県南西部の市。
筑紫平野中部、筑後(ちくご)川中流域に位置する。2005年(平成17)、浮羽郡の田主丸町と三井郡の北野町、三潴郡の城島町、三潴町を編入して現在の姿となる。2004年特例市に指定。2008年より中核市。JR鹿児島本線・久大本線・西鉄天神大牟田線、九州自動車道などが通じる交通の要衝。古くは筑後国(ちくごのくに)(福岡県南部)の中心地として国府・国分寺がおかれた。江戸時代は有馬氏の城下町。第二次大戦前は軍都でもあった。地下足袋生産から発展したタイヤ・ゴム靴などのゴム工業が盛ん。久留米絣(くるめがすり)は経済産業大臣指定伝統的工芸品。久留米ツツジなどの庭園樹苗や、籃胎(らんたい)漆器を特産する。城島町は瓦・清酒醸造・和傘などの地場産業が盛ん。日輪寺(にちりんじ)古墳・寺徳(じとく)古墳をはじめ、高良山神籠石(こうらさんこうごいし)・安国寺甕棺墓(かめかんぼ)群など国の史跡が数多く点在。大善寺玉垂宮(だいぜんじたまたれぐう)の鬼夜(おによ)は日本でも特に歴史ある火祭りとして、国の重要無形民俗文化財に指定されている。水天宮総本社があり、水難除け・安産の神として信仰が厚い。久留米大学、久留米工業大学などの高等教育機関や、石橋美術館、埋蔵文化財センターなどの文化施設がある。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

いざなぎ景気

1965(昭和40)年11月から70(昭和45)年7月にかけて57カ月続いた戦後最長の消費主導型景気拡大局面のこと。名目成長率は毎年2桁で推移した。これに先立つ1955~56年の「神武景気」や58年~...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

福岡県久留米市の関連情報