福岡県嘉麻市(読み)かま〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔福岡県〕嘉麻〈市〉(かま〈し〉)


福岡県中央部、朝倉市の北にある市。
遠賀(おんが)川上流と、その支流の山田川流域に位置する。2006年(平成18)、山田市と嘉穂郡の稲築町、碓井町、嘉穂町が合併して成立。いずれの町も明治時代から筑豊(ちくほう)炭田の炭鉱町として栄えたが、現在は全鉱閉山。閉山後は商工業の町への転換を図り、縫製・窯業・食品・プラスチック・製靴等の工場が操業する。稲作のほか、酪農・畜産やナシ・リンゴ・プラムなどの栽培が盛ん。スギ・ヒノキの林業も営まれる。大隈地区は近世の宿場町で、定期市も開かれた。豊臣秀吉が九州平定の際に大隈の町衆に与えたとされる華文刺繍陣羽織(国指定重要文化財)が伝わる。古処(こしょ)山のツゲ原始林は国の特別天然記念物に指定されている。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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