福本 日南(読み)フクモト ニチナン

20世紀日本人名事典 「福本 日南」の解説

福本 日南
フクモト ニチナン

明治・大正期の史論家,政論家,ジャーナリスト,歌人 九州日報社長;衆院議員(国民党)。



生年
安政4年5月23日(1857年)

没年
大正10(1921)年9月2日

出生地
筑前国那珂郡地形下町(福岡県福岡市)

本名
福本 誠

別名
幼名=巴,別号=利鎌の舎,誠巴,赤日南緯之人

学歴〔年〕
司法省法学校〔明治12年〕中退

経歴
旧福岡藩士の家に生まれる。北海道開拓やフィリピンへ渡って南方進出の企てなどをしたが、明治22年陸羯南創刊の「日本」(政教社)に参加し、以後、硬質の論客として政論および史論に活躍。31、32年と渡欧し、また朝鮮や中国にも渡り、38年から42年まで右翼運動の源流として知られる玄洋社系の新聞「九州日報」の社長兼主筆を務めた。41年衆院議員に当選、憲政本党、立憲国民党に所属。大正5年中央義士会幹事長。明治史伝中の傑作といわれる「元禄快挙録」のほか、「普通民権論」「日南子」「豊大閤」など著書多数。また歌もよくし、「日南集」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「福本 日南」の解説

福本 日南 (ふくもと にちなん)

生年月日:1857年5月23日
明治時代;大正時代のジャーナリスト;史論家。九州日報社長;衆議院議員
1921年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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