精選版 日本国語大辞典 「穏か」の意味・読み・例文・類語
おだや‐か【穏か】
〘形動〙 (「おだいか」の変化した語)
※今鏡(1170)二「をだやかに保たむことを心にかくべきなり」
② やり方や意見などが極端でなく、穏当であるさま。
※徒然草(1331頃)六三「兵(つはもの)を用ゐん事、おだやかならぬことなり」
③ 心や人柄などが落ち着いて、もの静かなさま。荒々しくなく、温和であるさま。
おだやか‐さ
〘名〙
おだい‐か おだひ‥【穏か】
〘形動〙 (「おだやか」の古形で、漢文訓読語) 物事の状態が穏やかであるさま。
※書紀(720)推古一六年九月(岩崎本訓)「尊(かしこどころ)、如何に。想ふに清(オダヒカ)にか」
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