突挿・突差(読み)ついさす

精選版 日本国語大辞典 「突挿・突差」の意味・読み・例文・類語

つい‐さ・す【突挿・突差】

〘他サ四〙
① (「つきさす」の変化した語) 無造作にさしこむ。そのままさす。
※枕(10C終)一三八「白き木に立文をつけて、これたてまつらせんといひければ、〈略〉物忌なれば見ずとて、上についさして置きたるを」
② (「つい」は接頭語) 帯や着物の紐などを結ぶ。
※宇津保(970‐999頃)国譲上「若宮はいとおとなしく紐ついさしなどしておはす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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