突通(読み)つきとおる

精選版 日本国語大辞典 「突通」の意味・読み・例文・類語

つき‐とお・る ‥とほる【突通】

〘自ラ五(四)〙 突いたものが向こうへ抜ける。突くように勢いよく中へはいる。つらぬき通る。つきぬける。
※満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石〉二四「樹が乏しい土質へ、遠慮のない強雨がどっと突き通ると」

つっ‐とお・す ‥とほす【突通】

〘他サ五(四)〙 「つきとおす(突通)」の変化した語。
※雑俳・柳多留‐一四(1779)「妾がおや来てはしゃうじをつっ通し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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