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窒素酸化物の除去 ちっそさんかぶつのじょきょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

窒素酸化物の除去
ちっそさんかぶつのじょきょ

石炭あるいは石油を燃焼させたとき,それらの中に含まれる窒素分は酸化されて窒素酸化物 ( NOx ) となる。また,高温のもとでは空気中の酸素と窒素分子が反応して窒素酸化物を生成する。光化学スモッグおよび酸性雨の原因となる窒素酸化物の除去には,乾式法と湿式法の2つが考えられる。現在,完成された方法としては,アンモニア脱硝法が知られている。これはアンモニアを窒素酸化物の還元剤として加え,白金あるいはパラジウム系触媒もしくは V2O5/TiO2 系触媒で窒素に変換して除去する方法である。また,自動車排ガス中の窒素酸化物除去には,ガソリン自動車用3元触媒法が用いられている。この場合,白金もしくは白金-パラジウムにロジウムを組合せて触媒とし,排ガス中の窒素酸化物,一酸化炭素,および炭化水素を同時に除去することができる。

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