立はだかる(読み)たちはだかる

精選版 日本国語大辞典 「立はだかる」の意味・読み・例文・類語

たち‐はだか・る【立はだかる】

〘自ラ五(四)〙
① (「たちはたかる」とも) 両足をひろげて立つ。立ちふさがってさえぎる。前に立ってじゃまをする。たちはだかまる。たちはたばる。
※梵舜本沙石集(1283)八「或時水船の上に立はだかりて、よばりをまりければ」
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏「村の東に籠(こんも)り近く立拡(タチハダカ)った石巻山の向ふに」
② 進みも退きもできなくなり、立ったままでいる。立ち往生する。
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)五「コリャなさけない目にあった。どふぞしよふはないかと、立はだかってかんがへているうち

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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