立初(読み)たちそむ

精選版 日本国語大辞典 「立初」の意味・読み・例文・類語

たち‐そ・む【立初】

〘自マ下二〙
① 新しい季節が始まる。
風雅(1346‐49頃)春上・三「立そむる春の光とみゆるかな星をつらぬる雲の上人藤原兼実〉」
② (自然現象などが)起こり始める。初めて起こる。
※眠れる蝶(1893)〈北村透谷〉「けさ立ちそめし秋風に、『自然』のいろはかわりけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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