立隠(読み)たちかくす

精選版 日本国語大辞典の解説

たち‐かく・す【立隠】

〘他サ四〙 さえぎって見えなくする。や雲などが立ってさえぎりかくす。
※古今(905‐914)春上・五一「山桜わが見に来れば春霞峰にもをにも立かくしつつ〈よみ人しらず〉」

たち‐かく・る【立隠】

[1] 〘自ラ四〙 =たちかくれる(立隠)
万葉(8C後)四・五二九「佐保川の岸のつかさの柴な刈りそね ありつつも春し来らば立(たちかくる)がね」
[2] 〘自ラ下二〙 ⇒たちかくれる(立隠)

たち‐かく・れる【立隠】

〘自ラ下一〙 たちかく・る 〘自ラ下二〙 (「たち」は接頭語) かくれる。何かの物かげに身をかくす。
※古今(905‐914)秋上・二三五「人のみることやくるしきをみなへし秋ぎりにのみたちかくるらん〈壬生忠岑〉」
※源氏(1001‐14頃)末摘花「誰ならむ心かけたるすきものありけりとおぼして陰につきてたちかくれ給へば頭中将なりけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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